1月のロンドン ファッションウィーク メンズ中止、2月にウィメンズと合同開催

英国ファッション協議会(The British Fashion Council)(以下、BFC)は、2021年1月に予定されていたメンズ ファッションウィークを中止し、2月19日〜23日のウィメンズ期間に合同開催すると発表した。

 

コロナ禍による物流・移動の問題に適応

フランスでは10月30日から全土で再び外出禁止措置が取られたが、欧州を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大している。こうした状況を受け、「商品、サンプル、そして人の移動が難しくなっている」とし、メンズとウィメンズシーズンを統合することを決めたという。

「『ロンドン コレクションズ:メン(London Collections: Men)』として2012年6月にメン単独のシーズンをスタートしたのは、業界のニーズに応え、新進気鋭の才能からサヴィル・ロウのテーラーまで、英国のメンズウェアデザイナーを前面に押し出すプラットフォームが必要だと考えたからです」とディラン・ジョーンズ(Dylan Jones)BFCメンズウェア会長。

「そこから状況は大きく変わり、パンデミックにより皆が現行のシステムを考え直すことになりました。LFWのデジタルプラットフォームを通じてより多くの人に発信できることで、これがデザイナーの助けになればと思っています。もちろん、1月から早めにビジネスを展開できますし、ショーのデッドラインを気にすることもありません」。

デジタルプラットフォームにも注力

LFWデジタルプラットフォームは一年を通して運営されているが、2021年1月にはメンズブランドに対し、セールスに焦点を当てたキャンペーンも展開する予定だ。オンラインショールームや、商談のやりとりを後押しする。

「Institute of Positive Fashionも発足しましたが、ファッション業界全体がよりサステナブルで責任のある未来に向かっています。我々はファッションウィークのモデルを再定義し、デジタルやテクノロジー面のイノベーションを取り入れるつもりです。そうして、すべてのブランドに対して最適な解決策を提示していきます」とカロライン・ラッシュ(Caroline Rush)BFCチーフエグゼクティブ。

「ロンドン ファッションウィーク メンを2月のロンドン ファッションウィークに統合することで、ロンドン ファッションウィークからジェンダーによる縛りを取り除き、どのコレクションをいつ発表すべきかを柔軟に考えられるようになりました。また、移動の必要も最小限に抑えられます。よりサステナブルな未来に一歩近づいたと言えるのではないでしょうか」。

今後については検討段階

2021年のロンドン ファッションウィークについては、今回発表された2月19日〜23日のメンズ・ウィメンズシーズンのほか、現時点では6月11日〜14日、9月17日〜21日というスケジュールが予定されている。

しかし、「BFCとロンドン ファッションウィークは、変化やコラボレーション、イノベーションの機会を模索し続けている」ともされているほか、2022年のファッションウィークについては来年中に検討されるという。

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