パリの「ドーバーストリートマーケット(Dover Street Market)」オープンが決定したと、仏メディアFashionNetwork.comが報じた。かねてより噂は流れていたものの、具体的な予定については明かされていなかったが、今回同紙にDSM側が認めたという。
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新コンセプト「ドーバーストリート トレーディング マーケット」に
オープンは2021年を予定。現在の「トレーディングミュージアム コム デ ギャルソン(Trading Museum Comme des Garçons)」の店舗に、「ドーバーストリート トレーディングマーケット(Dover Street Trading Market)」の名前で開業する。
フォブール・サントノレ通り54番地の建物は30平米ほどのスペースとなっており、従来のDSMとは違った新しいコンセプトが導入されるようだ。
若手ブランドのみをセレクト、「ERL」や「ハニー ファッキング ディジョン」も
現在、ロンドン、東京、ニューヨーク、北京、シンガポール、ロサンゼルスで展開している従来型の「ドーバーストリート マーケット」では、メジャーなラグジュアリーブランドから新進気鋭のエッジィなクリエーターまで、幅広くミックスしたセレクトが特徴だ。
しかし、来年パリにオープンする「ドーバーストリート トレーディング マーケット」は、主にコム デ ギャルソン(Comme des Garçons)が目をかけている若手デザイナーに絞った品揃えになるという。
確定しているのは、レディー・ガガやカニエ・ウェストなどのクリエイティブディレクターを務めるイーライ・ラッセル・リネッツ(Eli Russel Linnetz)の「ERL」や、DJ ハニー ディジョン(DJ ハニー ディジョン)による「ハニー ファッキング ディジョン(Honey F–King Dijon)」といったブランドだ。
パリにはすでに「ドーバーストリート パルファン マーケット」が
また、「ドーバーストリート マーケット」としては、パリではすでに昨年10月にフレグランスとコスメに特化した新業態「ドーバーストリート パルファン マーケット(Dover Street Purfums Market)」がマレ地区にオープンしている。