エディ・スリマン(Hedi Slimane)手掛ける「セリーヌ(Celine)」が、10月26日に2021年春夏ウィメンズ レディ・トゥ・ウェアコレクションを発表しました。
フレッシュで若々しいコレクション
会場となったモナコのスタッド・ルイ・ドゥの中央の芝生には、大きなセリーヌのブランドロゴが。プリンセス・ノキアの「I Like Him」をバックに、ベースボールキャップをかぶったカジュアルでフレッシュな装いのモデルがトラックを進む様子がクローズアップされます。
先日発表されたメンズと同様、会場に見合ったスポーティなコレクションに。先シーズンまでと比べると明らかに年齢層も若く設定されていて、リュクスな基本は抑えつつ、フランスのブルジョワ一家に生まれた若者の日常とでもいったムードに仕上がっています。
カジュアルアイテムが充実
デニムやショーツ、トラックパンツの足元には、スニーカーやレインブーツ、フラットサンダルなどラフで歩きやすいシューズをスタイリング。ウィンドブレーカー風のブルゾンやパーカ、クロップトップも目新しいアイテムでした。
イヴニングドレスやテーラードアイテムなどクラシックなスタイルも登場しますが、グラマラスでセクシーなルックではなく、やはりベースボールキャップとスニーカーでカジュアルダウンした着こなしが”ジェネレーションZ”的な仕上がりに。
プリントとしてはグランジ風なチェックやカモフラージュが目に着きましたが、カモ柄はロゴトートにも採用されていました。新作バッグには、トレンドのバゲットショルダーモデルも。
モナコの青空の下、コロナ禍に抑圧された世界で爽やかな若さを見せてくれるコレクションでした。